2014年6月13日金曜日

Tips:FTPクライアントでのファイルの移動と、WindowsのIIS FTPの仮想ディレクトリ

Windows標準のFTPサーバの環境で、
 ・ディレクトリ間のデータの移動ができるのか?
 ・ドライブをまたがって移動ができるか?
ってのを調べて見る機会があたので、メモ。

結論からすると、ケースによるが、移動はできた。ポイントは以下の通り。

 ・移動というより、RNFRとRFTOコマンドで実装されているみたい。

 ・FTPクライアントでリモート側(つまりFTPサーバー)のディレクトリがツリーで表示される
  ようなものでないと、実際には使いづらい。下位のディレクトリにしか移動ができない。
  FFFTPはできなかった(最新版では試してないが)。WinSCPだとツリー表示ができた。  


 ・サーバー上で、FTPの仮想ディレクトリを使って、物理ドライブをまたがるような構成を組ん
  だ場合、ドライブをまたがる移動はできない。











  という構成を組んでいる時、FTPクライアントでDirAからDirBへのファイルの移動はできるが、
  DirAからDirCへの移動はできなかった(エラーになった)。

 ・ファイルの移動とは異なるトピックスになるが、

  上記のような仮想ディレクトリを組んでいる場合、FTPクライアントツールでは、DirA,DirB,DirC
  が表示されなかった。ただコマンドベースでアクセスする分にはアクセスができる
  (例:cd \DirBとか)。
  これはセキュリティ上の仕様だそうだ。でもこれだとつかいづらいので、、対策としては

  C:\wwwroot
     |
     ├--- DirA
     |
├--- DirB
├--- DirC
 
  という仮想ディレクトリ名と同名のディレクトリを作成すると、FTPクライアント上でも表示された。
  ディレクトリにアクセスをすると、実態のディレクトリではなく 仮想ディレクトリのほうにアクセス
  できるようになる。例えば上記のようなディレクトリを作成した場合、

  FTP > cd \DirA

  とすると、C:\wwwroot\DirAではなく、C:\tempに移動する。
  何とも不思議な仕様だ。だったら仮想ディレクトリのプロパティに、見せる・見せないという機能
  を持たせればよいのに、、

ちょっと変わった仕様なので書いてみた。


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